2026/06/29
先日乳癌の患者さんから癌再発・転移のご相談をいただきました。
Tさん、女性です。
まだ36歳、小学生のお子さんが2人いらっしゃいます。
乳癌は約2㎝のものを摘出したそうです。
大きさからするとステージⅡですが、リンパ節への浸潤も少し見られたそうで、それも摘出したそうです。。
しかし医師から「再発や転移がないとはいえません」と言われたそうです。
今は腫瘍マーカーやCTなど定期的な検査を続けています。
そこで
「センセエ、癌細胞がどこにも流れてないとは断定できませんよね。いつどこに再発してもおかしくないんです。再発を防ぐような治療はないんでしょうか!」
というご相談になったのです。
お子さんがまだ小さいので癌再発や転移をとても恐れていらっしゃいます。
そこで以前大腸癌の患者さん(Fさん)を治療した経験談をいたしました。
Fさんは皮膚病の持病をお持ちで、その治療をしていました。
皮膚病の原因で最も大きなものが大腸ですが、Fさんの大腸もとても悪くなっていました。
いつ大腸に癌ができてもおかしくなかったのですが、ついに25年に癌が見つかりました。
それもとても大きくて大腸が閉塞するところでした。
それが下の写真Aです。
本当に大腸内部のほとんどが癌で埋まっています。
写真A

当然ながら緊急入院となりました。
そして摘出手術です。
摘出された癌が写真Bです。
3.5×5㎝の癌でした。大きいですね。
内視鏡で見たとき、医師はすぐにリンパ節や神経への浸潤を考えていたようです。
写真B

しかし摘出時に確認したところ外部への浸潤や転移はまったく無かったのです。
その所見が写真Bです。
写真C

結局摘出手術のみで癌治療は終わりました。
もちろん定期的な検査は受けていますが問題無しです。
Fさんは普通の生活をしていて、皮膚病もほぼ完治しています。
Fさんはどういう治療をしたのか。
それは手少陽という気の流れを入念に治療したのです。
手少陽とは腹腔全体を包んでいる三焦という臓器です。
癌など重篤な病気では手少陽(三焦)という気の流れが氾濫していることが多いのです。
その氾濫した気を調えていくのが重要な治療になります。
そしてその治療が癌の再発や転移を防いでくれるのです。
Fさんの場合と同じように、Tさんの場合も手少陽を丁寧に診ていくことで再発や転移を防げるのではないかと考えています。

