天使の輪

先日、育てているサボテンに花のツボミがつきまして、ビックリいたしました。

このサボテン、実は去年亡くなった母がかわいがっていたものなのです。

母は５～６種類のサボテンをかわいがっていました。

その中の一鉢をもらったのです。

母がまだ生きていた頃も、サボテンを分けてもらったことがあったのですが、その時はすぐに枯れてしまいました。

だから今回もいずれ枯れてしまうんだろうと、悲しく思って、あまりサボテンを見ませんでした。

ところがある朝久しぶりにサボテンを見ると、小さなツボミが一つ、頭にちょこんとついているではありませんか。

本当にビックリしました。

毎日見るのがとても楽しみになりました。

小さなツボミがだんだん大きくなって、10日ほどで満開になりました。

天使の輪のように丸く並んでかわいい。

始めて咲いてくれたサボテンにありがとうと言ってしまいました。

母がとても可愛がっていた訳がちょっと分かりました。

来年も咲いておくれ。

思わず撫でようとしましたが、厳しいトゲがとても痛かったです。